赤ちゃんや子供の斜視|5歳児の手術体験談

5歳児が軽度の間歇性外斜視で手術を受けた体験談。斜視が分かった生後8か月から手術を決断するまでの治療や葛藤。実際の手術と術後の経過や費用について。普段は斜視が出ずたまに分かる程度の斜視で手術が必要だったのか?セキララに綴るブログ。

斜視の治療で手術を検討するなら知っておきたい5つのこと!

 

斜視の治療の選択肢として手術がありますが、目の手術って怖くありませんか?

私も実際に娘に受けさせるまでに色々な心配や葛藤がありました。

 

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  • 手術はどんな方法でするの?日帰りで出来る?それとも入院?
  • 手術は片目でいいの?両眼受けるの?
  • 手術したら治るのは視線だけ?弱視も治るの?
  • 手術を受けるメリットとデメリット
  • 手術費用はいくらくらいかかるの?

そんな疑問についてお答えします!
(様々な見解があると思いますが、我が家(間歇性外斜視の娘)が説明された斜視手術や実際にかかった費用について記録しています。すべての方に当てはまるわけではありませんのでご了承下さい^^)

 

 

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斜視で手術を受ける前にチェックしたい5つのポイント

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①斜視の手術方法とは?

眼球についている6本の筋肉を斜視の位置・角度に適して調節する手術です。眼を動かす筋肉を調整することで眼の位置を正常な状態にします

我が家は『白目の部分を切開して、そこから筋肉の筋を出し長さの調節をして縫い合わせる』と説明されました。

大人の場合は局所麻酔で日帰り手術が可能だそうですが、子供の場合は入院して全身麻酔で行います。手術は1つの筋肉に対して20~30分だそうです。 娘の場合はオペ室に入り、全身麻酔の時間も入れて50分ほどで出てきました。出てきた時は麻酔が覚めていて意識もしっかりありました。

 

 

②斜視の手術は片目?それとも両眼?

娘の場合、両親から見て右側の目が外側に向いている間歇性外斜視でした。だから当然手術は片目だと思っていましたが実際には両眼の手術を行いました。

娘は親から見て左目の方が機能が高いため右側のみ斜視になっているように見えていましたが、きちんと右目で見させるような検査をすると左目も斜視が出たのです。一見片側だけに見える斜視もこのように実は両目であることが少なくないそうです。
そして片側だけの手術だと逆に片目に負担がかかりすぎると説明され、結果として両眼のオペを受けました。

 

 

③手術したら治るのは視線だけ?弱視も治るの?

斜視の手術で治るのは基本的に視線のみ(見た目)だそうです。視力は変わらないので弱視も治るわけではありません。これは眼の機能の手術ではなく、あくまで目を支えている眼球の周りの筋肉の手術だからだそうです。

 

 

④手術を受けるメリットとデメリット

斜視の手術の最大のメリットは見た目の改善です。人はどうしても顔を見て会話をしますので印象を大きく左右します。また子供の場合は、周りと見た目が違うことがいじめの原因にもなりやすいです。特に我が家は女の子なので娘自身も自分の見た目に悩むかな?と心配していました。

また手術の成功率も割と高く8割以上の人が1回の手術で完治すると説明されました。

 

一方デメリットは、筋肉の調整の手術なのでどんな名医でもまっすぐど真ん中に調整することは難しいそうです。例えば外斜視の場合は少しだけ外斜視が残ったり、もしくは逆に内斜視ぎみになってしまうこともあります。 また術後すぐは最適な状態でも数ヶ月~数年(個人差がある)で徐々に戻ってしまい、再手術の必要が出てくる場合もあります。

 

⑤費用はいくらくらいかかるの?

これは大人か子供か(局所麻酔か全身麻酔で数日入院するかしないか)など条件でも変わります。また子供の医療費などは居住地によっても違いますよね。

ちなみに我が家は東京都在住で順天堂大学病院でオペを受けました。全身麻酔で2泊3日で1400円ほどだったんです(!)東京23区は平成29年現在中学3年生まで医療費の自己負担がないんです。しかも所得制限もなしです!!ではこの1400円は?というと食事代でした。大人の場合でも病院によって違いますが2~3万円相当で受けられるようです。

 

 

斜視の手術治療について、少しだけでもイメージが沸いてきましたか?

実際に受けようと思うとどんどん疑問や心配事が浮かんでくると思います。その時は納得できるまで担当医に相談するのが良いでしょう(*^^*)

詳しい手術の体験記や、術後の経過についてはまた別の記事で詳しく書きますね。