赤ちゃんの斜視の診断は医師を訪ねよう|病院は眼科と小児科どっち?
前回の記事では、私が娘みーちゃんの斜視に気づいた時のことを書きました。
child-syashi-ope.hatenablog.com
そして、実際に手術するまでに4つの眼科に行った我が家。
赤ちゃんが斜視かも?と思った時にどこの病院に行こうか、眼科か小児科かと迷いませんか?
結論から言うとまずはかかりつけの小児眼科か、近所の眼科でいいと思います。
(小児科でも予防接種の時に話してみましたが、眼科の受診を勧められました!)
斜視かどうかの診断は街のお医者さんでも充分可能です。
ただ手術となると、赤ちゃんや子供の場合は全身麻酔でのオペになります。だから弱視(視力が出ていない)と判断される場合や将来的に手術する可能性があるような状態であれば大学病院か子供専門の病院を紹介されますよ。
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赤ちゃんの斜視で病院・眼科を受診|診断と治療法とは?
自宅近くの眼科を受診し、斜視と診断されたみーちゃんは紹介された須磨こども病院の外来へ行くことにしました。電話で予約する時から混んでいて、紹介状があっても6ヶ月以上先しか予約が取れませんでした。
つまり私がみーちゃんの斜視に気づいたのはまだまだ赤ちゃんだった生後8ヶ月頃だったけど、須磨こども病院を初めて受診できたのは既に生後1歳半になる頃でした…。
そして実際に受診日に到着してみると、眼科のブースは人がいっぱい。待合席も結構沢山あるのに立って待っている人がいるほど。日にちは予約できても詳細な時間までは予約できず、結局検査するまで約2時間待って、その後先生の診察を受けてすべてが終わるまでは半日がかりだった。
そして眼科のところには一見普通の子から、明らかに目が寄っていたり濁って?いたりと色んなお子さんがいて衝撃的だったことを覚えています。
今まで『なんで、うちの子だけ…』と思っていたけれどそれは自分の周りのごく狭い世界の中だけの話で、実際には赤ちゃんや子供の目のことを心配し通院されている方が沢山いることを知りました。
みーちゃんは小さいからまだ大人が受けるような視力検査はできません。それでも動物のカードや幾何学模様のカード、イラストをみせたり隠したりして検査をしていきます。目の動きで見えているか見えていないかなどを判断していきます。
先生の診断によるとみーちゃんは間欠性外斜視(間歇性外斜視)でした。
説明された内容は
- 一時的に目が外側を向いてしまう間欠性外斜視であること(常に目が外側を向いてしまう症状が現れている場合は恒常性外斜視という)
- 赤ちゃんの目の未発達で成長は6歳くらいまで続く。自然治癒することもあるし、急いで手術をする必要がある子もいること
- みーちゃんは現段階では視力も出ており、両眼で物を見ることが出来ているので急いで手術をする必要はないこと(斜視ですぐに手術が必要な子とは、弱視や立体視が出来ていない子。斜視だと物が二重に見えるので角度が大きくズレる方の目を使わなくなってしまうことがある。すると結果として片目が弱視なる。また両目で物を見ないと立体視ができず距離感なども掴めない。そうなると歩いていても頻繁に転んだり生活にも支障がでる。このような場合には早急な手術が求められるとのこと)
- 経過観察をする必要があること
具体的には半年に1度、須磨こども病院の通い経過を見ていくということでした。赤ちゃんの頃に斜視があっても何もせずに治ってしまう子がいる一方で、急に斜視の角度や頻度がひどくなり手術を迫られる場合もあるそう。
どう変化していくかは医師にも本人にも、もちろん親にも分からない。だから半年に一度検査していくことになりました。この日は半年後の予約を取って帰宅。
私はきちんとした病名を聞いて『原因が分かったのだから、これからは対策ができるなぁ』とホッとした気持ちでした。
一方で今まで予防接種などで何度も通っていた小児科でも指摘されたことがなく、ネットで情報収集した時も赤ちゃんの斜視はよくあることで自然に治ると書かれていたが、やっぱりきちんとした機関で専門医の意見を仰がないと真実は分からないんだなぁと改めて感じました。